学生諸君へ
学生へ

 前号までアメリカ空軍の日本初空襲とそれにまつわるいろいろな話についてのべた。まだまだ、その話はつづくのだが、新年になったことだし、あまり反響もないので、つづきは『日の丸は見ていた』で読んで貰おう。加筆しなければいけない部分があるが、大筋に変わりはないし、わたしが伝えたい事はちゃんと書き込まれている。
 右目が飛蚊症になったことは、暮れの掲示板のとおりだが、そのような悪条件の下でも読書欲は衰えず、年末・年始にかけて六冊ほど読破した。読破したことが、それらを消化したことと同義語でないことはあたりまえだが、そんなものかという参考に、いちおう書名を紹介しておこう。順序に意味はない。

『わが名はレッド』 シェイマス・スミス
『東京大空襲と戦争孤児』 金田茉莉
『南京戦』 松岡 環
『半落ち』 横山秀夫
『昭和天皇』 ハーバート・ビックス
『慟哭』 貫井徳郎
『「源氏物語」と戦争 有働 裕
『<民主>と<愛国>』 小熊英二
『二十歳の日記』 青木正美

 これらの内、自腹を切ったのは、わが名はレッド、半落ち、慟哭、昭和天皇の四冊だけ(なんと、三冊は推理小説だ)。後はいただいたものばかり。<民主>と<愛国> は八百頁以上ある大著。しかし面白かった。
 さて二千三年だが、四月から、またキャンパスで会いましょう。それまで「学生へ」は休みましょう。


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